専門外来

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手の外科外来

手の外科外来

手でお困りのこと、まずはお気軽にご相談ください。

フランス革命時期に活躍したフランス人外科医の名前が由来の病気です。手のひら(手掌)の皮下には線維性の手掌腱膜という手首から指に薄く扇状に広がった皮下組織が存在します。手のひらの厚い皮膚は手掌腱膜としっかり固定されているため、手は物を握っても,不安定感無く、しっかり保持することが可能です。しかし、その手掌腱膜が何らかの原因で、固く筋状に肥厚し、手のひらから指にかけて、しこりやこぶ状の硬結ができ、cordと言います。

左小指の
デュピュイトラン拘縮
(手掌部に縦走するcordが有ります)

進行すると皮膚がひきつれ、指が屈曲変形し、指が伸展しづらくなります。この病態がデュピュイトラン拘縮です。原因は不明ですが、家族性、外傷、糖尿病、転換、飲酒などの要因があると言われています。40〜60歳以上の男性に多く、好発部位は環指、小指、中指の順で、約半数は両側に発症します。遺伝的要因により、北欧系白人に多く、アジア系の発症は少ないと言われていましたが、近年、日本人の患者さんは増加しつつあります。高齢化や、食生活の欧米化などの環境要因も関係があるのかもしれません。

【写真】左小指のデュピュイトラン拘縮

屈筋腱の走行に沿った結節を触れ、病状が進行すると、MP関節(第3関節)やPIP関節(第2関節)に拘縮を生じ、指は曲げる(屈曲)ことは可能なのに、伸ばすこと(伸展)が困難になります。

手掌部に縦走するcordが有ります

【写真】cordによる屈曲拘縮あり、小指の伸展制限があります
cordによる屈曲拘縮あり、
小指の伸展制限があります
【写真】屈曲は可能です
屈曲は可能です

症状が進行した場合、以前は手術しか治療方法がありませんでした。

【写真】手術後(手のひら)
手術後(手のひら)
【写真】手術後(横から)
手術後(横から)
【写真】術後に小指が伸びた状態
術後に小指が伸びた状態

が、近年は手術を行わず、注射によりcordのタンパク質を融解する酵素が使用可能となりました。ザイヤフレックスは当院のように手外科専門医が在住する施設のみでの使用が許可されています。(詳しくはザイヤフレックスのホームページで確認してください)拘縮の状態や部位によっては使用が困難な場合、再発の可能性、注射後に発生する軽度の合併症などはありますが、手術による入院治療と比較すると、安全性が高く、外来通院のみで治療可能な画期的な治療法です。症例は75才の男性で、7年前より左環指のデュピュイトラン拘縮で伸展制限があった患者さんです。

当院にてザイヤフレックスを使用し、左環指は伸展可能となっています。左手掌部にcordがあり、伸展制限の状態です。

【写真】75才男性左環指のデュピュイトラン拘縮
75才男性左環指の
デュピュイトラン拘縮
【写真】cord部分の拡大
cord部分の拡大

動画で見る治療

ザイヤフレックスを注射し、翌日にcordの切離(拘縮棚の離断)を行いました。注射後に一時的に軽度の血腫が出来ましたが、環指の拘縮が切離され、完全伸展が可能になりました。
経過観察のみで改善しています。

【写真】完全伸展が可能になりました。

現在、指の動きは良好で
再発も見られておりません。
注射2ヶ月後の手指の動き
体にメスを入れない治療のため、
患者さんにも喜ばれています。

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